地域の元気が地域のしあわせ
縁起のいい地名を活かした観光地開発と住民の福祉向上を図る
吉縁起村協議会とは
2022年11月に農山村の過疎化が背景にある中山間地域の少子高齢化を背景に導入された農林水産省の「農村RMO事業(農用地保全・特産品開発・生活支援を目的とする事業)」に岡山県下初となる団体として選定されました。構成団体は4団体で、それまで地域で中心的な活動を展開していた「吉縁起村」、地域の農業を守ってきた「中山間直接支払岩坪・林協定」、住民の利便性確保のため立ち上げた「津田地区コミュニティ交通協議会」それに鳥獣害対策に取り組んでいた「猟友会落合支部津田班」が加入して協議会が発足し、これまでの3年間、多くの活動を通して地元住民の福祉向上のため一定の成果と評価を収めてきました。各団体の具体的成果は別の箇所で紹介していますのでご参照下さい。
協議会の活動は前述の3つの目的を達成するために、国の助成金を活かして3年後には自立して運営することであり、そのことで地域社会に活性化と幸福感をもたらす、ということを最終目標に設定しています。
次に、全国的に農村社会が高齢化・過疎化で疲弊していく中、農村RMOを展開する中で、私たちは2013年(令和5年)10月に住民の生活利便性の向上を図ろうと、活動の拠点の立寄処にデジタル社会を象徴する『無人ストア』の導入を西日本では先駆けて決定しました。翌年6月には総務省の「過疎集落支援対策事業」の選定を受け、真庭市主要3地区にスマートストア(無人ストア)を開設することにしました。現在は3店舗開設に向けて改修工事の最中ですが、2025年3月には開店・営業の運びとなります。各店舗ではPayPayの利用やクレジットカードが利用できますが、特に真庭市役所では、地域コイン「まにコイン」が利用できる環境を整えることができました。
こういった活動が評価されたのか、令和6年度農水省主催「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選考で、特別賞「農村RMO賞」が授与されました。
西日本で初の農村型無人ストアの設置
キャッシュレス決済に対応
「中山間地域の少子高齢化を背景に、生活支援・生活の利便性向上を図る目的で、令和5年10月に思い切ってデジタル社会を象徴する『無人ストア』の導入を他に先駆けて決定しました。
地域住民の理解と支援を受け、ストアを住民が利用する頻度が確実に上がっています。令和6年度からは、無人ストアによる経営の安定化を目指すため、真庭市内に他に3店舗を運営します。